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「100年後の人間・社会・宇宙」の夢

イラスト・コメント コンテスト入賞作品


画像電子学会では2000年企画として「100年後の人間・社会・宇宙」の夢コンテストを企画しました。夢ですから、あ まり根拠、データの裏付けなどは気にせず、「こうなるといいな」、「ああなると困るな」という感想をイラスト、コメントで一般の方々から応募していただくことにしました。140件を超える応募、本当にありがとうございました。応募いただいた作品は「100年後の人間・社会・宇宙」の夢イラスト・コメントコンテスト応募作品からとして画像電子学会誌2000年1月号(Vol.29 No.1)に掲載されていますが、このホームページでは入賞作品(イラスト、コメント)を紹介しています。本誌と合わせてご覧下さい。

 
 
 
1等 「100年後の交通」 赤熊裕子 
2等 「100年後の朝」 神田江津子 
3等 「自然だらけの地球」 山城里菜 
3等 「みんなでわいわい宇宙探検」 永野淑能 
3等 「100年後の社会」 川田明彦
佳作 「瞬間移動」 高井明美 
佳作 「ゆったり・のびのび」 高井彩乃 
佳作 「太陽エネルギー」 高井俊宏
佳作 「車が部屋と合体」 日立製作所日立研究所 画像処理グループ
佳作 「宇宙で定住」 神奈川工科大学 小宮研究室

 
 
 

         
1等:「100年後の交通」
赤熊裕子

100年後は車の排気ガスや騒音問題を解決するために静かで環境にも優しい乗り物が開発されます。歩いている人との接触をさけるため人の高さよりも高い位置に道があります。(もちろん飛行機の邪魔にならない程度の所に道があります。)乗り物同士、どんなことがあっても接触しない機能がきちんとついていて、たとえよそ見をしていても大丈夫なのです。



2等:「100年後の朝」 
神田江津子

100年後の町並みってどうなっているんでしょうか?映画とかSF小説なんかには、よく宇宙っぽいような、デジタルっぽいような、サイケデリックなモノがよく描かれていますけど、これから100年も経ったら昔の古き良き時代ってのも見直されてほしいな。と思います。「温故知新」とでもいいましょうか、情緒たっぷりの町並みにもかかわらず、便利ですごいテクノロジーもしっかり反映されている。もちろん地球にも、人にも優しい。




3等:「自然だらけの地球」 
山城里菜

この絵は、今の地球は木などの自然な物が半分しかないと私は思って100年後の地球は絵のように自然がたくさんあって海の色もきれいな地球にしたいと思って木を何本も書きました。今の地球にたりない自然を100年後、地球いっぱいの自然にしてほしいと私は思っています。何年たっても自然だらけの美しい星にしてほしいと思います。今からでも、地球を大切にすることはできると思うから私達でもできることを考えていきたいと思います。



3等:「みんなでわいわい宇宙探検」 
永野淑能

家庭に1台、車みたいにUFOが1台ずつあります。免きょを取ればだれでもそうじゅうできます。その中で生活もできます。学校や会社へ行かなくても、部屋のかべに付いてる大画面で先生や会社の人と会話できるので家の中で全部できます。そして、あまった時間はみんなで相談して家族で宇宙旅行に出かけます。土星?金星?ちがう太陽系?今度はどの星に遊びに行こうかな。



3等:「100年後の社会」
川田明彦

コメント:ここは、百年後の未来です。「えっ?昔の風景ではないのか・・・」ですって。よーく見て下さい。左下のひび割れの所にビルの窓が見えませんか。そうです、ここはビルの屋上なのです。人口が増え、人々の生活は超超高層ビルに移行していきました。生活の便利さ、営利を求めた人類は、かけがいの無い自然を失ってしまいました。改めて、自然の大切さを認識した人々は、屋上庭園をつくり、そこに新たな自然をつくり始めたのでした。


 
 

佳作:「瞬間移動」 高井明美

この世界には乗り物が無い。博物館に行けば、百年前まで走っていた数々の乗り物が展示してある。しかし、実際に走っているのを見る事はない。乗り物が無くなって、どうやって移動するか、それは、パソコンのボタンを押せばいいのだ。パソコンに行きたい場所を打ち込めば、あっという間に目的地まで連れていってくれる。旅行を楽しみたいのなら、ホームページを開けば、観光地がズラリと並んでいる。行ってみたい場所を決めれば、朝だって、夜だって、行くことができる。荷物は、一緒に送ることも可能だが、途中で、取りに戻る事も可能だ。今まで、何時間もかけて目的地に着いていたが、一瞬に旅先へ届けてくれるのだから有り難い。パソコンで旅ができるので、外は静かだ。百年前では、考えられない。


佳作:「ゆったり・のびのび」 高井彩乃

百年後の中学生は、とてものんびりと生活している。学校、クラブ、塾、習い事とあたふた一日が終わってしまうなんていう事はまずない。塾は、どの家でもコンピューターが先生になっているので、好きな時間に画面をつければ、いつでも勉強を教えてもらうことができる。習い事は、必要な専門ロボットが家にいるので、やはり教わりたい時にすぐに教わることができる。クラブは放課後にやるなんてことはない。学校は勉強するというよりも、仲間をつくり、趣味を広げてゆくという目的なので、五,六時間目は、毎日クラブの時間なのだ。テストなんてないから、嫌いな科目も全くできない。でも、興味を持った科目は、それ専門に教えてもらうことも許されている。できないものは、ロボットがいて、やってくれる。ロボットと人間の共存で、百年後の子供は、ゆったり、のびのびと生活している。


佳作:「太陽エネルギー」 高井俊宏

地球のエネルギーがなくなりそうになったとき、太陽からエネルギーをたくさんとる方法を考えつきました。だから、地球は百年前よりもたくさんの乗り物が走っています。乗り物は、水の中を走る事もできるし、空を飛ぶ事もできます。もちろん地面の上だって平気です。車はどこでも走る事ができるので、道がこんでしまうこともありません。宇宙旅行がしたくなったら、自分の車で、楽々、行くことだってできます。太陽のエネルギーしか地球にはないので空気はちっともよごれません。車の数が増えても、木は多くなりました。草や花がどこにでも生えていて、どの川にも魚が住んでいます。そこら中にある林や森には鳥や動物が住んでいます。ぼく達は、いつも林や森へ遊びに行きます。百年後の地球は、太陽エネルギーと自然のたっぷりある豊かな星になっています。


佳作:「車が部屋と合体」 日立製作所日立研究所 画像処理グループ

車は空を飛べるものも出現するが、都会では駐車場がないため、居住空間(部屋)と移動手段(車)が一体化できる構造になる。駐車料金を払わなくてすむし、駐車場まで歩く必要がないことがメリット。また、車にお金をかけても装飾品や装置を部屋でも利用できるため投資効率がよい。週末の趣味のドライブは、ガソリンスタンドでエンジンと外装を取り替えて快適な走行を楽しむ。


佳作:「宇宙で定住」 神奈川工科大学 小宮研究室

今はまだ実験段階だが、宇宙への航海技術は確実に発展していると言える。旅行だけでなく宇宙ステーションも開発され、人口爆発で住む場所のなくなった地球に代わり、宇宙に住宅を作り、人々は宇宙で生活できるようになる。重力も人工的に作られ、周りの景色も映像等で作られるので、暮らしている人たちは地球に住んでいる時となんら変わりなく生活できる。
 


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