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画像電子学会

The Institute of Image Electronics Engineers of Japan

画像電子学会 第6回 デジタルミュージアム・人文学(DMH)研究会 「デジタル人文学と新技術」開催のご案内(1/19(金))

デジタルミュージアム・人文学研究会では、博物館、美術館関係のコンテンツのデジタル化、その作成・管理・運営手法、さらにその背景となる人文学を包含する学際領域に情報技術を活用して革新する研究を進めています。今回は情報分野の新技術を人文学領域に適用する研究を取り上げます。特に最近の動向として、ChatGPTに端を発する生成AIが話題になっていますが、自然言語の文章や語彙を深層学習で統計的に体系付けた大規模言語モデルは、従来の人文学分野の研究に大きなインパクトを与えており、この分野の基礎ならびに応用研究領域の開拓、人材育成が急務になっています。そのような背景から、今回は生成AI・ChatGPT関係の研究発表を3件行ないます。
一件は生成AIの言語モデルの数学的基礎に関するもので、この分野のアルゴリズムに関心を持つ人にとって有益と思われます。他の2件は応用に関するものですが、そのうちの一件は過去の歴史的事実を背景にした文章生成、他の一件は職業訓練によるキャリア形成支援という、従来マスメディアや雑誌などで取り上げられていない分野への生成AIの適用です。
生成AIが今後の社会的なインフラとなり、デジタル化が進展される世界をさらに変えていくことは確実と思われます。デジタルミュージアム・人文学研究会は、生成AI自体よりも、それを俯瞰するリベラルアーツや人文学、さらに人間の価値観に関わる芸術、文化などの学際的な立場で、この新技術に関わりますので、興味をお持ちの方はぜひご参加ください。生成AI以外にも、興味深い研究発表がありますのでどうかよろしくお願いします。

日時:2024年1月19日(金) 13:30~17:30
場所:Zoomによるオンライン開催+国立歴史民俗博物館第3会議室
協賛:画像関連学会連合会(FIS)
参加費:1,000円(PDF予稿集付)。研究会運営のため、講演者も含め参加費をお願いしています。会員・非会員の区別なく一律1,000円となります。
参加登録フォーム:https://forms.gle/qqubqz8GCfLoHPFr7
こちらよりお申し込みください。人数把握のため、会場参加の場合も事前参加登録をお願いします。
参加登録〆切:2024年1月17日(水)
参加費支払〆切:2024年1月17日(水)
オンライン参加URL通知:2024年1月17日(水)
会場参加について:会場参加申込者には、入館の方法について個別に連絡いたします。マスクの着用、手指の消毒、検温にご協力ください。会場のキャパシティを超えるご希望があった場合、やむをえず会場参加をお断りする場合があります。また、感染状況の悪化等により、完全オンライン開催にて実施される可能性があります。ご了承ください。
歴博の展示観覧をご希望の方へ:研究会に会場参加されるみなさまを対象に、国立歴史民俗博物館の無料観覧券をご提供いたします。さらにご希望の方には,10:30~12:00まで,歴博の6つの常設展示室を順にご案内するツアーを実施します。展示に組み込まれたデジタルコンテンツについてもその場で解説いたします。研究会参加登録フォームにて、見学会参加の有無をお知らせください。
聴講に際しての誓約: 本研究会においては録画行為及び各発表者のプレゼンテーションのキャプチャー行為など複写行為を禁止します。参加申込をもって同意いただいたものとみなします。

【プログラム】
13:30-13:35 開会挨拶 DMH研究委員会 幹事 鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)

セッション1 座長:平山 亮(大阪工業大学)
13:35-14:05
1.インターネットのアクセスに関する一考察
新 麗(株式会社インターネットイニシアティブ)

14:05-14:35
2.生成AIによる言語モデルの紹介 – デジタルミュージアム・人文学研究会における視点
大野 邦夫(モナビITコンサルティング)
(10分休憩)

セッション2 座長:大野邦夫(モナビITコンサルティング, DMH研究委員会副委員長)
14:45-15:15
3.ChatGPT による「直江状」の作成
高木 和人(フリーランス)

15:15-15:45
4.生成AIの通訳ガイドへの活用
西口 美津子(千葉工業大学教育センター)
(10分休憩)

セッション3 座長:鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)
15:55-16:25
5.硫黄島の戦跡に関するデジタルアーカイブの試み
佐藤 大輔(防衛大学校情報数理), 岩切 宗利(防衛大学校), 藤原 匠(防衛大学校),
小川 健一(防衛大学校), 竹内 健一(防衛大学校)

16:25-16:55
6.民話の語りのデータベース化と公開の現状
樋口 淳(沖縄伝承話資料センター)

16:55-17:25
7.栄光学園創立者による自筆メモと戦後の教育 – 教育の目的と期待される教師像
大野 邦夫(モナビITコンサルティング)

17:25-17:30 閉会挨拶 DMH研究委員会委員長 平山 亮(大阪工業大学)

以上

(2023/12/27掲載)

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