画像電子学会の第2種研究会である画像ミュージアム(MUS)研究会、画像エンタテイメント(IET)研究会、デジタルサイネージ(DSG)研究会が統合し、デジタル人文学関連のテーマを含めて、研究会名称をデジタルミュージアム・人文学研究会(略称はDMH)と改めてリニューアルスタートいたしました。
コロナ禍により社会の諸活動が著しく制限を受ける中、本研究会がターゲットとする博物館・美術館あるいは人文学研究も例外ではなく、常設展、企画展、資料貸出、資料熟覧、文献調査等々、あらゆる活動が中断・延期・中止を余儀なくされました。そんな中にあっても、関係者はそれぞれの立場で粘り強く、次の一手を模索しています。第3回研究会では、「デジタル技術と博物館・人文学の協働をめざして」をテーマに、映像音響技術を含むデジタル技術の応用を通じて、博物館活動や人文学研究に「忍耐強さ」を与えようとしている研究・活動・業務について重点的に取り上げたいと考えます。例えば以下のような内容をイメージしています。
あと数年は続くとされる活動制限に対抗するための一矢を放つことができればと願います。
なお、Zoomによるオンライン参加と会場参加を併用した開催形式となります。研究会開催日のコロナ感染状況によりオンラインのみの開催になる可能性があります。→Zoomによるオンライン開催に変更となりました.
プログラム:
13:30-13:35 開会挨拶 DMH研究委員会委員長 平山 亮(大阪工業大学)
【セッション1】 座長 平山 亮(大阪工業大学)
13:35-14:05 1.空中映像による非接触インタラティブ展示の検討
柴田基輝、大路真耶、渡部大輔、亀山将誠、脇田 亮、河北真宏、平山 亮(大阪工大)
14:05-14:35 2.「どこでもオンライン」構想とオンライン配信端末の試作
鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)
14:35-15:05 3.ナイトミュージアムに向けた操作説明不要な学習支援システムの開発
吉田桃子、清間志音、岡田亘生(松江工業高等専門学校)、菅田康彦(多根自然博物館)、廣瀬 誠(松江工業高等専門学校)
休憩
【セッション2】 座長 鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)
15:20-15:50 4.コンテンツ管理における日本語処理に関する考察
大野邦夫((株)モナビITコンサルティング)
15:50-16:20 5.メタデータSGの活動概要と関連技術の展望
新 麗(株式会社インターネットイニシアティブ)、大野邦夫((株)モナビITコンサルティング)
休憩
16:30-16:55 フリーディスカッション
16:55-17:00 閉会挨拶 DMH研究委員会 幹事 鈴木卓治(国立歴史民俗博物館)
以上。
(2022/2/17掲載)