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画像電子学会

The Institute of Image Electronics Engineers of Japan

画像電子学会セミナー Advanced Image Seminar 2025 (AIS2025)(6/6(金))

「サイバーフィジカルシステムとそれに向けたセンシング、環境認識技術の最新動向」

サイバーフィジカルシステムでは、環境に関する情報をセンシングし、サイバー空間で解析して実世界に様々な価値をフィードバックします。製造業、医療、交通など様々な分野で新しい価値を創出して社会をスマート化するものとして期待されており、環境の多様な側面を詳細にとらえるセンシング技術、得たデータに基づいて環境の具体的な状態を理解する環境認識技術、これらを組み合わせて多様な価値を創出する技術といったキー技術の研究が盛んに進められています。本セミナーでは、このような技術領域における最新技術や活用事例、将来の展望など、第一線で活躍されている講師をお招きし、幅広い話題を含めて解説していただきます。

主催:画像電子学会
協賛(予定):映像情報メディア学会,情報処理学会,画像関連学会連合会(日本画像学会、日本写真学会、日本印刷学会)
後援(予定):電子情報通信学会,画像情報教育振興協会

開催日:2025年6月6日(金)10:20-12:00 13:00-15:40
場所:オンライン開催

参加費:会員(賛助会員/協賛学会/後援協会会員を含む)12,000円 / 会員(参与)3,000円 / 学生3,000円/ 非会員18,000円
●振込手数料はご負担願います 。
●参加者には 講演後に、講演資料をダウンロード可能とする予定です 。
※お申し込み頂いた非会員の方で、入会希望の方は、入会金・初年度会費 が免除となります。
振込先:みずほ銀行 浜松町支店
口座番号:(普)1961408 口座名:一般社団法人画像電子学会
申し込み先:https://forms.gle/GcSHvnzHSJGtMNJH6 よりお申し込みください。
申込締切:2025 年 6 月 4 日(水)

全般お問合せ先:画像電子学会 事務局
〒116-0002 東京都荒川区荒川三丁目 35 番 4 ライオンズマンション三河島第二 101 号
TEL: 03-5615-2893,FAX 03-5615-2894, e-mail: kikaku@iieej.org

【プログラム】

(1) 10:20-11:10 NTT コンピュータ&データサイエンス研究所 曽我部陽光 氏
タイトル:メタレンズと深層学習で実現する小型・リアルタイムのハイパースペクトルイメージング
(概要) 本講演では、波長依存PSFを備えたメタレンズと深層学習による画像再構成手法を組み合わせた圧縮スペクトルイメージングを紹介する。本技術により撮像装置の小型化と単純化を実現しつつ、高解像度かつ可視光から近赤外光(45バンド)のハイパースペクトル動画をリアルタイムに取得可能である。これにより、肉眼では識別困難な微細な特徴を対象から抽出でき、多様な応用が期待される技術である。

(2) 11:10-12:00 千葉大学 准教授 久保尋之 氏
タイトル:Visualization of the Invisible: 光伝搬の選択的計測と解析に基づく潜在的映像情報の可視化
(概要) 私たちは、目では見えないシーンの潜在的な映像情報の可視化を目的として、光伝搬の選択的計測と解析に基づく技術の開発を進めています。本講演では,時間同期式プロジェクタ・カメラシステムを用いた皮下血管のリアルタイムで鮮明な可視化技術を紹介するほか、濃霧における路面映像の鮮明化技術や、流体における流れ場の可視化技術、非視線方向(NLoS)イメージングなど、様々なイメージング技術を紹介し、その幅広い応用について解説します。

12:00-13:00 お昼休み

(3) 13:00-13:50 産業技術総合研究所 大隈隆史 氏
タイトル:コミュニケーションを拡張するインターバースの実現に向けて
(概要) バーチャル空間と実環境が融合したインターバースにおけるコミュニケーション拡張の研究開発プロジェクトの取り組みを紹介する。XR技術や行動計測などの要素技術を活用した空間や状況の共有により、既存の情報伝達の制約を超えた新たなコミュニケーションモデルの実現に向けた取り組みを進めている。

(4) 13:50-14:40 東京理科大学 教授 谷口行信 氏
タイトル:カメラ映像解析による乳牛個体管理と交通量計測
(概要) カメラ映像解析を用いた環境認識の研究事例を紹介します:1) マルチカメラシステムを用いた乳牛個体管理――乳用牛の疾病兆候・発情兆候の早期発見に向けた乳牛検出・追跡・個体識別技術、2) CCTVカメラからの車種別交通量計測――渋滞時や夜間帯に対応した頑健な車種別車両カウント。

14:40-14:50 休憩

(5) 14:50-15:40 三菱電機株式会社 安達 佳明 氏
タイトル:現実とバーチャルを繋ぐ時空間データ基盤「GeoCLOVER」
(概要) 近年、人手不足、環境配慮、災害対策などの社会課題解決に向けて、さまざまなモノや活動をデジタルデータとして収集し、それらを高度に連携、表現したデジタルツインの活用が注目されています。デジタルツインを実現するためには、人、物品、設備など、現実世界を構成するあらゆるモノをデータとして収集し、それらの位置と時間の関係を正確に把握する必要があります。
当社では、前記課題を解決するために、ビル、工場、都市などの現実世界をまるごと空間と時間のデータとして収集し、バーチャル上に再現する時空間データ基盤「GeoCLOVER」を開発しております。今回は、GeoCLOVERに関する当社取り組みを中心に、GeoCLOVERのコンセプトや活用方法をご紹介いたします。

 

(2025/4/11掲載)

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