画像電子学会セミナー
Advanced Image Seminar 2021 (AIS2021)
「画像認識技術とヒューマンインターフェースの最新動向」
画像認識技術は、深層学習の進展と共に近年飛躍的な進歩を遂げており、日常の様々な場面で活用されるようになりました。特に今年はオリンピックが開催されることもあり、スポーツへの応用にも期待が高まっています。また、AR/VRやタッチデバイスなど、新たなヒューマンインターフェースを用いたサービスも、日々生み出されています。本セミナーでは、これら画像認識技術やヒューマンインターフェースの最新動向について、第一線で活躍されている講師をお招きし、実例を含めて解説していただきます。
【プログラム】
司会:大西 隆之(NTT)
13:00- 13:10 開会挨拶
13:10-14:10 「フォトリアルCG 表現技術」を核としたVR の取り組み
講師:大日本印刷株式会社 ABセンターICT事業開発本部 エキスパート 関口弘樹氏
商品を販売する店舗の在り方やショッピングスタイルが変化している中、フォトリアルCGによる実物以上の顧客体験によって、新しい商品の購買判断ができる「DNPバーチャルエクスペリエンス VRショールーム・VRモデルルーム」サービスを展開している。今回はそこで使われているCG技術と今後の展開についてご紹介します。
14:10-15:10 話した言葉を指でなぞった軌跡に表示する「しゃべり描きアプリ」の開発
講師:三菱電機株式会社 統合デザイン研究所 ライフクリエーションデザイン部 ライフインタラクションデザイングループ 主席研究員 平井正人氏
「しゃべり描きアプリ」は、世界初の話した言葉を指でなぞった軌跡に表示するアプリで、聴覚障がい者や外国人との円滑で多様なコミュニケーションを実現します。このアプリは、自由な発想で未来の社会や生活を豊かにする新コンセプトを提案することを目的に、2013年にデザイン研究所で取り組みを開始した、デザイナーによる自主研究プロジェクト「Design X」における成果のひとつです。開発ストーリーを中心に紹介します。
15:10-15:30 休憩
15:30-16:30 作業分析ソリューション「骨紋®」
講師:三菱電機株式会社情報技術総合研究所 監視メディアシステム技術部社会安全高信頼化技術グループ 主席研究員 草野勝大氏
工場では生産性改善のため、監督者が目視で作業者を監視し、作業時間や作業手順などからボトルネック工程を特定する作業分析を実施しています。しかし、監督者の負荷が高く、自動化が求められています。課題解決のために、カメラ映像から抽出した作業者の骨格情報で作業を分析する技術「骨紋」を開発いたしましたので、今回、ご紹介いたします。
16:30-16:40 閉会挨拶
○タイトル,内容,講演時間等は変更になる可能性があります.
(2021/4/20掲載)