[e- 63]
機器名  CE−3型写真電信装置

ユーザ 国際電電(現KDDI)    用途 国際間電送用

製造会社 日本電気・東方電機     開発 日本電気・東方電機

発売開始期 (製作時期)1963(昭和33) 年 その他

開設  国際写真電報用の真空管式の据置型大判電送装置。送信機の光電変換
    部は、光電管ブリッヂ回路をやめ、機械式チョッパーと光電管17AS4 を
    使って直接変調波を得る調整フリーの方式を採用し、また受信機は、グ
    ロー放電管にJRC X-1110を使用して、電流減少域での履歴現象や発振現
    象を抑え、放電電流と光量が直線的に変化して、フィルム受信に最適な
    特性のため、球の交換による調整を省き、保守を簡易化している。
    装置は機構部を日本電気が、電気回路部を東方電機が担当した。

送信走査 円筒回転光学台移動  受信走査 円筒回転光学台移動
     (円筒直径70mm、長さ260mm)
            
光電変換 光電管 17AS4      記録方式 銀塩フィルム・グロー放電管 JRC X-1110
                           
用紙寸法 フイルム 230mm× 230mm 伝送方式 SCFM

走査速度 45、60、90rpm      同期方式 独立同期

走査線密度 3.77、5.031 本/mm   電送時間 約20分(線密度 5.031本/mm,60rpm)
                                    

参考資料 岡本 忠久:「CE-3形写真電信装置について」 電写研誌
       徳江 正           (1961=昭和36)
       中尾 弘三            8巻 1号(通巻 9) p 32〜41