[e- 60]
機器名  PW−3型文書電送装置

ユーザ  警察庁           用途 捜査文書用

製造会社 東京芝浦電気 (現東芝)    開発 警察庁、東京芝浦電気 (現東芝)
                                   
発売開始期 (製作時期)1957(昭和32) 年 その他

概説  捜査文書の幹線用連絡に造られた PW-2 型文書電送装置。今まで各管
    区警察本部に 1954(昭和29) 年配備し、幹線用連続受信装置で使われた、
    PW-2 型文書電送装置は、湿式・電解記録のため休止時間に乾燥したり、
    平面走査のブレードが摩耗するなど、安定性に欠ける点があったことか
    ら放電破壊式記録の装置を開発した。受信は、記録針付スチールベルト
    の平面走査で受信し、ベルトが破断の例はあったが、尖鋭な放電で鮮明
    に文書を記録した。装置はA M 変調、 VSB伝送で送信時間を短縮した。

送信走査 円筒回転光学台移動  受信走査 3 本針付スチールベルト回転式平面走査
                                    
光電変換 光電管        記録方式 連続式放電破壊記録

用紙寸法 (B5判)182mm×257mm    伝送方式 AM、VSB伝送

走査速度 (円筒回転数)187.5rpm  同期方式 独立同期

走査線密度 4 本/mm       電送時間  3分30秒

外形等

参考資料 ⊥窪田啓次郎:「ファクシミリとその応用」 産報(1973=昭和48)
                            p156、157
     ⌒画像電子学会:「ファクシミリ史」 画像電子学会 (1997= 平9)
    ・“わがファクシミリ史”1-21警察庁、渡辺 晃p198、199
     ∂東芝テック:「18.3資料 (東芝ファクシミリの歴史」
          “表18.3.1東芝フシミリ開発の歴史” (関係者限定配付)