[e- 6]
機器名 A.Korn式写真電送装置
(Teleautographなど)
ユーザ 用途
製造会社 開発 A.Korn
発売開始期 (製作時期 1911=明治44年) その他
概説 コルン式は電流断続式と光電変換式の 2方式がある。電流断続式(Tel
autograph)は金属板に塗ったクローム・ゼラチン膜に写真を焼き付け、
水洗して絶縁性の網点写真にして円筒に巻き、針で走査し断続電流を送
信。光電変換式は、暗箱中の送信ガラス円筒に写真フィルムを巻き、暗
箱の窓から光点をフィルムに当て、透過光を円筒中のプリズムで反射、
セレニウム・セルに投射して光電変換し送信。受信は両方式とも受信電
流をガルバノメータに加えて針金を振らせ、光源光の遮断で明暗に変え
て感光紙に記録する。同期は受信機を 1%速く回すスタートストップ式。
送信走査 円筒回転移動式 受信走査 円筒回転移動式
光電変換 断続式:絶縁性金属板針走査 記録方式 両方式とも
光電変換式:セレニウム 単線検流計/感光紙
・セル(光電池)
用紙寸法 伝送方式 電流変化
走査速度 同期方式 スタートストップ式
走査線密度 電送時間
参考資料 @電信電話学会:翻訳論文「写真電送」 電信電話学会(1930=昭5)
“写真電信” p2〜5
AKorn-Glatzel:“Handbuch der Phototelegraphie und
Telautographie” Verlag Nemnich Leipzig
(1911=明44)
|