[e- 57]
機器名  FH−123R形 模写電送受信装置

ユーザ   各企業         用途 文書送達用

製造会社  日本電気        開発 日本電気

販売開始 (製作時期)1957(昭和32) 年

概説  民需向けの標準形模写電送受信装置。記録方式は、米国ホーガン研究
    所で発明された湿式の電解式記録方式を採用し、中間調を良く再現し、
    鮮明度が高く、黒色のコントラストの美しい画像を受信する。
    書画、図面、筆蹟、印鑑等の送信原稿を忠実に記録し、FH-28T-3形と
    対向して、送信を開始すると自動的にスタートし、位相調整、受信停止
    などがリモートコントロールで動作する。増幅部は機構部内に組込まて
    一体化されている。

送信走査        受信走査 ヘリックス・バーの平面走査

光電変換        記録方式 湿式・電解記録 (ホーガン式)

用紙寸法 182mm幅    伝送方式 AM
     ロール受信紙
走査速度        同期方式 独立同期・電源同期

走査線密度 4 本/mm  電送時間  3.3分 (300rpm)
                  10 分 (100rpm)
                  2 分 (市内および VHF回線 500rpm)

外形等 幅  490mm、高さ  470mm、奥行  330mm

参考資料 日本電気:「FH-123R 形模写電送装置」 (カタログ)
                       Cat.No.572-3-J