[e- 55]
機器名   CE−2形写真電信装置

ユーザー 国際電電(現KDDI)   用途 国際写真電報用

製造会社 日本電気・東洋通信機    開発 日本電気・東洋通信機
                        
発売開始期 (製作時期)1956(昭和31) 年 その他 

概説  国際写真電報に使用する据置型の真空管式大判写真電送装置。送信機
    機械台は、日本電気のFT-48 型と同じで、円筒回転と光学台移動直流と
    300Hz同期の直結モータで駆動している。走査線密度の変更は、レバー
    でギャー切換えて行っている。また光学系は、チョッパーを使って直接
    変調波を作っている。受信機はグローチューブで受信画を記録。
    位相合わせは一発式の自動位相方式を用い、同期検定はネオンの明滅に
    よる判定と、ビート音をスピーカーから出して確実な同期の引き込みを
    確認している。製作は日本電気と東洋通信機が行った。

送信走査 円筒回転光学台移動   受信走査 円筒回転光学台移動
       (円筒直径 70mm、長さ 260mm)

光電変換 2 次電子増倍管 MS-9S  記録方式 フィルム、グロー放電管
                                  R-1130B
用紙寸法 フィルム 230mm× 230mm 伝送方式 SCFM
             
走査速度 45、60、90rpm      同期方式 独立同期

走査線密度 3.77、5.031mm     電送時間 約20分
                    (線密度 5.031本/mm 、60rpm)
外形等

参考資料 竹内 彦太郎:「オリンピック写真電送について」 電写研誌
       八戸 四郎   (1957=昭和32) 4巻 1号(通巻 5) p54〜59