[e- 54]
機器名   CE−1形写真電信装置

ユーザ 国際電電(現KDDI)    用途 国際写真電報用

製造会社 三菱電機          開発 三菱電機
 
発売開始期 (製作時期)1956(昭和31) 年 その他

概説  送信は写真フィルム、印画紙で送リ、受信はフィルム上に記録する、
    アクメタイプの送受兼用国際写真電報用の大判写真電送装置。送、受信
    装置とも光源に高周波点火のグロー放電管 R-1130Bを使用し、送信装置
    の光電変換は、2 次電子増倍管 MS-9Sで行っている。円筒の回転および
    光源移動用のフィードスクリュー回転は別々のモータで駆動し、回転数
    と線密度の切替えは同期周波数の切替えで行っている。

送信走査 円筒回転光学台移動   受信走査 円筒回転光学台移動
     (円筒直径70mm、長さ 260mm)

光電変換  2次電子増倍管MS-9S   記録方式 フィルム、グロー放電管
                                 R-1130B
用紙寸法 フィルム 230mm×260mm  伝送方式 SCFM
             
走査速度 45、60、90rpm      同期方式 独立同期

走査線密度 3.77、 5.031/mm   電送時間約 20 分(線密度 5.031本/mm60rpm)
                                     

参考資料 竹内 彦太郎:「オリンピック写真電送について」 電写研誌
      八戸 四郎   (1957=昭和32) 4巻 1号(通巻 5) p54〜59