[e- 53]
機器名 TDK104−A型写真電送装置
ユーザ 毎日新聞社 用途 報道用
製造会社 東方電機(現パナソニックCC 開発 東方電機(現パナソニックCC
グラフィックス) グラフィックス)
発売開始期 (製作時期)1956(昭和31) 年 その他
概説 国内初の受信記録にグローチューブを使用した、据置型真空管式大判
写真電送装置。特徴は、@2相4極誘導子型同期モーターで回転数を切
替え、A受信はグローチューブで写真を記録、B位相信号利用の AGCの
採用したなどである。グローチューブを使用したことで、新開発の補正
回路を組込み階調再現性を向上させた。Bの AGCは、 ALC方式で位相信
号を常時送信してレベルセットを行った。しかし AGCCは、実回線では
波形歪が多く実用化を見合わせた。毎日新聞社は、 1956(昭和31) 年に
送信機 2台、受信機 4台を設置し使用を開始した。
送信走査 円筒回転光学台移動 受信走査 円筒回転光学台移動
光電変換 光電管 記録方式 印画紙、グローチューブ
露光
用紙寸法 205×270mm 伝送方式 AM
走査速度(円筒回転数)60、90、105rpm 同期方式 独立同期、伝送同期
走査線密度 3、 4、 5、 6本/mm 電送時間 11.6分〜
外形等
参考資料 松下電送:「ファクシミリで拓く21世紀」 松下電送機器
社史編集委 “松下電送30年史” (1978=昭53) p121、122
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