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機器名    船舶用気象図模写受画装置
           (FH−62R形船舶用気象図模写受画装置)
           (FH−45R形船舶用気象図模写受画装置)

ユーザ   船舶・漁船、航空保安、  用途 気象図受信
            電力、治水関係

製造会社  日本電気         開発 日本電気

発売開始期 (製作時期)1955(昭和30) 年 その他

概説  航行中の船舶、航空機などが必要な気象図を、国際標準規格のサイズ
     (18inch×12inch、18inch×22inch)を3/4 に縮小受信する FH-62R 形
    大型気象図模写受画装置と同サイズを 1/2縮小で受信するFH-45R形小型
    気象図模写受画装置。記録はヘリックス・バーの平面走査で、ホーガン
    式湿式・電解記録で受信し、細かい等圧線まで黒色の鮮明な受信画を得
    ている。また無線周波数偏移 (RFCS) および副搬送波周波数変調(SCFM)
    で放送している世界中の気象図放送局電波が受信できる。

送信走査            受信走査 ヘリックス・バーの平面走査
                 (円筒直径80mm・FH-45R/ 116mm・FH-62R)
光電変換            記録方式 湿式・電解記録 (ホーガン式)

用紙寸法  280mm×30m(FH-45R/ 伝送方式 RFCS、SCFM
      385mm×30m(FH-62R) ロール紙
走査速度(円筒回転数)60rpm  同期方式 独立同期

走査線密度  7.2本/mm(FH-45R)     電送時間 約19分 (日米判)
       4.97本/mm(FH-62R)            〜約35分 (英判)

外形等(FH-62R) 幅 750 mm  高さ 1300mm 奥行 350mm (床上自立型)

参考資料 @与謝野 _「船舶用気象図模写受信装置」電写研誌(1956=昭31)
                   3巻 1号 (通巻 4) p52〜57
     A日本電気:「船舶用気象図受画装置」 (カタログ)
                     Cat.No.3103190-B