[e= 51]
機器名 201−F型写真電信送信装置
ユーザ 共同通信社・地方新聞社 用途 報道用
製造会社 東方電機 (現パナソニックCC 開発 東方電機 (現パナソニックCC
グラフィックス) グラフィックス)
発売開始期 (製作時期)1955(昭和30) 年 その他
概説 走査台と増幅部を 1筐体に組み込んだキャビネ判用真空管式携帯型写真
電送送信装置。走査は光学台移動式を採用、変調方式は、移動台に載せた
小型モータでチョッパーを回転し、チョッパーの光束断続で搬送波発生と
反射光量変化で変調波を造っている。 1950(昭和25) 年ごろ発売の201-A
型や、その後のB 型〜E 型までは2 筐体であったが、増幅部に MT 真空管
を採用、機構部の構造や光学系を小型化して 1筐体化し、従来のA 〜E 型
機に比べて半分の大きさになり、独同付きになった。 1956(昭和31) 年、
第 1次南極観測隊が携行し、昭和基地から日本への電送に使った。
送信走査 円筒回転光学台移動 受信走査
(円筒直径 63mm)
光電変換 セシウム光電管 記録方式
用紙寸法 185mm×135mm 伝送方式 AM
走査速度(円筒回転数) 82.75rpm 同期方式 独立同期
走査線密度 4.7 本/mm 電送時間 7.4 分
外形等
参考資料 @勝見 正雄:「写真及び模写電送」 コロナ社 (1954=昭29)
(下巻) p343.344p
A松下電送 :「ファクシミリで拓く21世紀」 松下電送機器
社史編集委 “松下電送30年史” (1978=昭53) p120.121
|