[e- 49]
機器名  FT−50C型写真電送送信装置

ユーザ 新聞社・通信社        用途 報道用

製造会社 日本電気          開発 日本電気

発売開始期 (製造時期)1954(昭和29) 年 その他

概説  機構部と増幅部を一体化し、300Hz 音叉発振の独立同期部が付いた
    2筐体のキャビネ判用携帯型写真電送送信装置。チョッパーによる搬
    送波の発生と、反射光による直接変調の方式を踏襲し、常に安定して
    写真が送れる真空管式最後の装置。装置には4 種類に分れ、50-CA 型
    は約83回転、約 7.4分で送信の共同通信。50-CB 型は90回転、約6.8
    分で送信する毎日。50-CC 型は111 回転、約 5.5分で送る朝日。それ
    50-CD 型は 101.4回転、約 6分で送る読売がある。
    携帯型は、この型からFTが付くようになった最初の装置。

送信走査 円筒回転移動式        受信走査

光電変換 セシウム光電管 17AS4     記録方式

用紙寸法  190mm×139mm         伝送方式 AM

走査速度(円筒回転数) 82〜 111Rpm   同期方式 独立同期(300Hz音叉)

走査線密度 4.708 本/mm        電送時間 5.5 分〜7.4 分

外形等

参考資料 ⊥勝見正雄:「写真及び模写電送」 コロナ社 (1954=昭29)
                   (下巻)    324〜349p
     ⌒日本電気:(取扱説明書図面)「FT-50C写真電送送信装置」