[e- 48]
機器名 PW−2型文書電送装置
ユーザ 警察庁 用途 捜査連絡文書用
製造会社 日本電気 開発 警察庁、日本電気
発売開始期 (製作時期)1954(昭和29) 年 その他
概説 捜査連絡文書送達のために幹線用連続受信に使用のB5判模写電送装置。
1952(昭和27) 年、各管区警察本部に配備し運用の PW-1 型模写電送
装置は、放電破壊式で操作簡単の画期的な装置だが、 1枚の受信に 7分
を要し、単葉式で受信紙交換の手数が掛るうえ、回線の通信量増加もあ
って、 1枚 3分以内の受信が求められた。そこで電送速度が速く、連続
受信可能な装置の開発を進め、幹線の連続受信用装置として、1954 (昭
和29) 年に各管区本部に配備された。装置はヘリックス・バーの平面走
査で、湿式・電解記録の受信。ロール紙を使って連続記録を行った。
送信走査 円筒回転光学台移動 受信走査 ヘリックス・バーの平面走査
光電変換 光電管 記録方式 湿式・電解記録 (ホーガン式)
用紙寸法 (B5判)182mm×257mm 伝送方式 AM
182mmロール紙
走査速度 (円筒回転数)187.5rpm 同期方式 独立同期
走査線密度 4 本/mm 電送時間 約 3分30秒?
外形等
参考資料 ⊥窪田啓次郎:「ファクシミリとその応用」 産報 (1973= 昭48)
p156、157
⌒画像電子学会:「ファクシミリ史」画像電子学会 (1997= 平9)
・“わがファクシミリ史”1-21警察庁、渡辺 晃p198、199
∂日本電気 :「飛翔 NEC ファクシミリの50年」 (1979=昭54)
ファクシミリ通信事業部“NEC ファクシミリの歴史”p245〜247
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