[e- 47]
機器名  東芝B−5型連続式模写電送装置
                         [ DO-1114C 型 (有線用 AM 式)]
                         [ TA-1414D 型 (無線用 FM 式)]

ユーザ  官公庁、警察、報道、企業   用途 文書、原稿、手配書など

製造会社 東京芝浦電気(現東芝)    開発 東京芝浦電気(現東芝)

発売開始期 (製作時期)1954(昭29) 年?  その他

概説  事務連絡用に製作された、机上設置形の標準型B5判模写電送装置。
    有線回線用 DO-1114C 型 (A M)と、無線回線用 TA-1414D 型 (F M)があ
    る。送信機は脱着式円筒方式、受信機は、ヘリックス・バーの電磁プリ
    ンタによる平面走査。カーボン紙挟みロール紙に印字し、連続受信がで
    きる。ロール紙は二重にして2 枚受信も可能。同期は電源と独立同期で、
    90KHz 水晶原振のDO111BB型独立同期装置を使用する。動作は安定、取
    扱いが簡単で、自動受信ができる。TA-1414Dは北海道庁で使用か?

送信走査 円筒回転光学台移動式      受信走査 ヘリックス・バーの
          (円筒脱着式)         電磁プリンタ平面走査
光電変換 光電管 PT-25G1        記録方式 カーボン紙挟み受信紙
                                打点記録
用紙寸法 送信 (B5判) 182mm×256mm   伝送方式 有線用 AM
     受信  182mm幅受信ロール紙        無線用 FM
        1枚受信 90m、2 枚受信 30m
走査速度(円筒回転数)100/120 rpm    同期方式 電源同期、独立同期
                               (付加装置)
走査線密度 4 本/mm            電送時間 約 10 分 (50Hz)
                           約 8 分 (60Hz)
外形等 送画機 幅 530mm、 奥行 320mm、高さ 260mm、重さ 34Kg
    増幅器 幅 530mm、 奥行 410mm、高さ 270mm、重さ 35Kg
    受画機 幅 375mm、 奥行 380mm、高さ 300mm、重さ 34Kg
    増幅器 幅 530mm、 奥行 410mm、高さ 270mm、重さ 35Kg

参考資料 ⊥東京芝浦電気 (株):東芝 B-5型連続式模写電送装置 (カタログ)
                          3M.・・・.54.(D)
     ⌒東芝テック (株):「18.3資料(東芝ファクシミリの歴史)」
        “表18.3.1東芝ファクシミリ開発の歴史”(関係者限定配付)