[e- 46]
機器名  FA−2/FB−2型 模写電信装置
              
ユーザ  電々公社          用途 有線・無線電報用

製造会社 東方電機(現バナソニックCC 開発 電々公社
           グラフィックス)       
発売開始期 (製作時期91954(昭和29) 年 その他

概説  短波無線回線などを利用して電報を送るために開発され、使用された
    B5判のFA-2型、FB-2型模写電信装置。FA-2型模写電信装置は送信用で、
    5 本の円筒を取り付け、自動着脱機構により送信終了すると次の円筒と
    交換して送信する。またFB-2型模写電信装置は受信用で、ヘリックス・
    バーの電磁プリンターによる平面走査で記録し、無線用はモノステイブ
    ル回路利用の画質修正回路付きのため、良好な画質を得ている。この装
    置は、有線用があり、回転数が1.5 倍速く設定され、電送時間が短い。

送信走査 円筒回転光学台移動   受信走査 ヘリックス・バーの
       (円筒直径 57mm)           電磁プリンタで平面走査
光電変換 光電管         記録方式 カーボン紙挟み受信紙打点記録
                                     
用紙寸法 (B5判)162mm×257mm    伝送方式 FS
        182mm幅受信ロール紙

走査速度(円筒回転数) 80rpm(無線) 同期方式 独立同期
           120rpm(有線)

走査線密度  4本/mm       電送時間 (257mm) 12分51秒( 80rpm)
                            8分33秒(120rpm)
外形等

参考資料 松下電送  :「ファクシミリで拓く21世紀」 松下電送機器
     社史編集委  “松下電送30年史” (1978=昭53)p114〜115