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機器名 PW−1型文書電送装置 (送受兼用機)
ユーザ 国家警察 用途 指令連絡用
製造会社 日本電気/東芝 開発 日本電気/東芝
/東京航空計器 /東京航空計器
発売開始期 (製作時期)1952(昭和27) 年 その他
概説 戦後、組織的にファクシミリ導入を図ったのは、国家警察が最初であ
った。 1950(昭和25) 年、基本仕様を決め、東京航空計器、日本電気、
東芝の 3社が参加による競争試作、試験が行われ、電気通信研究所がこ
れに協力した。この装置の狙いするところは、素人でも手軽に利用可能、
携帯可能、送受兼用機とすることであった。結果として同一仕様の装置
を前記 3社が交互に製作納入した。(当時、国警本部、管区本部、各府
県警察方面隊相互の模写電報は、年間 80 万通に及んだ。;福田補記)
送信走査 円筒回転移動 受信走査 単針・円筒回転移動
(円筒直径80mm)
光電変換 光電管 記録方式 放電破壊
用紙寸法 (B5判) 257mm×182mm 伝送方式 AM
(最大有効画面 230mm×160mm)
走査速度(円筒回転数) 108rpm 同期方式 電源同期
走査線密度 4.5 本/mm 電送時間 約 7分
外形等
参考資料 勝見 正雄:「写真及び模写電送」コロナ社 (1954=昭29)
(下巻) p388〜390
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