[e- 40]
機器名  TDK103B/C型  写真電信装置

ユーザ 共同通信社・地方新聞社     用途 報道用

製造会社 東方電機(現パナソニック   開発 東方電機(現パナソニック
         CCグラフィックス)       CCグラフィックス)
発売開始期 (製作時期)1951(昭和26) 年  その他

概説  TDK103A 型に改良を加えた据置形の真空管式大判写真電送装置。受信
    記録はオッシロ振動子記録を引継ぎ、ドラム駆動は4 極誘導子型同期電
    動機を使用、位相合わせに電磁クラッチ使用の 1発式位相整合方式を採
    用した。また同期は伝送同期から引込発信器で50Hzを作る方式を採用し、
    昭和26年後半から発売した。昭和25年の A型 1号機 7台から、B/C 型が
    26年 7台、27年10台、28年 9台、29年 3台と生産、計36台が全国の共同
    通信社支社や、神戸新聞社、大阪新聞社などの地方新聞社で稼働してお
    り、日本電気製写真電送装置の使用新聞社の台数を凌駕していた。

送信走査 円筒回転光学台移動  受信走査 円筒回転光学台移動

光電変換 光電管        記録方式 印画紙、オッシロ振動子露光

用紙寸法  205mm×270mm     伝送方式 AM

走査速度 (円筒回転数) 82.75rpm 同期方式 独立同期、伝送同期

走査線密度 4.7 本/mm     電送時間 15.3分

参考資料 ⊥勝見 正雄:「写真及び模写電送」コロナ社 (1954=昭和29)
                    (下巻)    324〜349p
     ⌒松下電送:「ファクシミリで拓く21世紀」松下電送機器
     社史編集委 “松下電送30年史”   (1978=昭53) p117〜120