[e- 39]
機器名  TDK・B型二重通信模写電送装置
                         (銀行型ファクシミリ装置)

ユーザ  銀行            用途 為替送金

製造会社 東方電機(現パナソニックCC 開発 東方電機(現パナソニックCC
          グラフィックス)         グラフィックス)
発売開始期 (製作時期)1951(昭和26) 年 その他

概説  為替送金の誤り防止のために使用した、ヘリックス・バーの平面走査
    式銀行型TDK-B 型二重通信模写電送装置。0.3KHz〜1850KHz を電話に、
     1900KHz〜2700khz をFSで模写電送用に使用したB5判用装置で、記録は
    カーボン紙挟込みの普通紙で受信する。大阪銀行(現三井住友銀行)が
    東京、名古屋、大阪の各店に設置、運用を開始したのを始め、富士銀行
    (現みずほ銀行)、大和銀行(現りそな銀行)、三菱銀行(現三菱 UFJ
    銀行)、日本銀行などの各行が、1953( 昭和28) 年末までに採用し運用
    を始めた。

送信走査 円筒回転光学台移動  受信走査 ヘリックス・バーの電磁プリン
      (円筒直径 57mm)             タによる平面走査
光電変換 光電管        記録方式 カーボン紙挟込み受信紙
                               打点記録
用紙寸法 (B5判) 165mm×257mm  伝送方式 FS

走査速度 (円筒回転数) 90rpm /108rpm  同期方式 独立同期
                
走査線密度  4.8本/mm     電送時間 12分( 90rpm)
                      10分(108RPM)

外形等

参考資料 松下電送 :「ファクシミリで拓く21世紀」 松下電送機器
     社史編集委  “松下電送30年史”(1978=昭53)  p111〜112