[e- 35]
機器名  3号写真電送装置

ユーザ  電気通信省         用途 公衆写真電報用

製造会社 日本電気          開発 電気通信省・日本電気

発売開始期 (製作時期)1950(昭和25) 年 その他

概説  新しく開発された有線用標準形の 3号型写真電送装置。送信の光電変
    換は、これまではチョッパーと光電管が行っていたが、これを新開発の
    平衡型光電管(20C-S3)を使用したブリッジ変調方式を採用し、位相合わ
    せは位相リレーによる1 発式を採用、円筒回転等の駆動モータは、今ま
    で別々の同期モータと直流モータを直結して使っていたが、両者を同一
    の軸に、それぞれのコアーを取り付けて外側ケース組み込み、一体化し
    たのが特長。なお受信の光電変換は従来通りオッシロ振動子、真空管は
    有線用の501Dおよび504Dを、それぞれ踏襲している。

送信走査 円筒回転光学台移動    受信走査 円筒回転光学台移動

光電変換 平衡光電管(20C-S3)で   記録方式 銀塩・フィルムと印画紙、
          ブリッジ変調            オッシロ振動子

用紙寸法 (有効画面)190mm×260mm   伝送方式 AM

走査速度 (円筒回転数) 60rpm?    同期方式 伝送同期・独立同期

走査線密度 5 本/mm         電送時間 約22分

外形等

参考資料 勝見 正雄 :「写真及び模写電送」 コロナ社 (1954=昭29)
                   (下巻)   p322〜334