[e- 31]
機器名   同盟式模写電信装置
                (DOMEI TELFAX)
ユーザ  官公庁、時事通信社     用途 ニュース速報

製造会社 同盟電気(現パナソニックCC 開発 同盟電気(現パナソニックCCグラフィックス)
製作所  (グラフィックス)
発売開始期 (製作時期)1946(昭和21) 年 その他

概説  ニュース速報用のB5判模写電送装置。同盟電気か昭和21年に開発した
    プリンター・バー、カーボン紙挟込みで平面走査B5判普通紙記録のペー
    ジ式装置。走査線密度 4本/mm、回転数 100rpm 、1 枚約10分で受信し、
     1947(昭和22) 年、首相官邸を始め各新聞社に送信を始めた。43MHzVHF
    でも官邸、国家警察本部、東京大学、上野駅、証券取引所、三越日本橋
    本店、国際劇場、東洋通信機等に送信を開始。音叉原振の独同の開発で
    時事通信社の大阪、名古屋、福岡各支局と長距離ファクシミリ通信を開
    始し、翌年にかけて全国ページ式ファクシミリ網を完成させた。

送信走査 円筒回転光学台移動    受信走査 ヘリックス・バーの
     (円筒直径 56.4/mm)         電磁プリンタで平面走査

光電変換 光電管          記録方式 カーボン紙挟み受信紙
                                 打点記録
用紙寸法  182mm×257mm       伝送方式 AM

走査速度 (円筒回転数) 100rpm    同期方式 独立同期

走査線密度 4 本/mm        電送時間 10分30秒

外形等 送信機構部 幅 500mm  奥行き 350mm  高さ 250mm
    送信増幅部 幅 450mm  奥行き 350mm  高さ 300mm
    受信機構部 幅 350mm  奥行き 350mm  高さ 300mm
    受信増幅部 幅 450mm  奥行き 350mm  高さ 300mm

参考資料 松下電送  :「ファクシミリで拓く21世紀」 松下電送機器
     社史編集委  “松下電送30年史” (1978=昭53) p102 〜107