[e- 23]   
機器名  AI−695A型模写電送装置

ユーザ               用途  有・無線用
製造会社  東京電気(現東芝)   開発  東京電気(現東芝)
発売開始期 1942(昭和17) 年ごろ    その他

概説  東京電気(現東芝)が1942( 昭和17) 年頃造った、取扱いが簡便なう
   え、同一電源系統で使用する電源同期式、送信円筒脱着式、カーボン紙
   印字のA-4 判用模写電送装置。送信機は反射光を有孔回転円盤を通して
   光電管PT25G1で光電変換、UZ77で増幅後UZ77とUZ42の2段増幅して送信。
   受信機は画信号をUY38で増幅しUZ42のPushpull増幅で増幅後印刷子に加
   え、ヘックス・バーの直線走査でカーボン紙印字。同期は送受とも電源
   同期。送信機は別同期モータで光学台を移動。継目調整と入力調整は、
   マジックアイの6G5 で行う。装置価格と保守費を低廉に押さえ装置。
                                  
送信走査  円筒回転光学台移動式     受信走査  ヘリックス・バー
      (円筒直径66mm、長さ 300mm)          の平面走査
光電変換  光電管 PT25G1         記録方式  カーボン紙印字
                            
用紙寸法  送信: 297mm×210mm (A 5判)  伝送方式  AM
      受信:幅 210mmのロール紙
          (カーボン紙巻込み)
走査速度   80rpm            同期方式  電源同期(同一
                            商用電源系統内)
走査線密度 5 本/mm           電送時間  約20分

大きさ

参考資料 @東京電気(株):「無線資料」東京電気(株)発行(1943=昭18/3)
                   第 8巻第 3号 p23 〜25
     A勝見政雄氏メモ:「東京電気製模写電送機トシテStanderd Type
               ノモノ下記三ツナリ」(1942=昭17).12.24 から
備考 [PT25G1はガス入り光電管。Ag-Cs 陰極。120 μA/Lm。最大電流 3μA ]