[e- 21]   
機器名  AI−442C型模写電送装置

ユーザ               用途  有線用
製造会社  東京電気(現東芝)   開発  東京電気(現東芝)
発売開始期 1942 (昭和17) 年ころ  その他

概説  東京電気(現東芝)が1942( 昭和17) 年頃造った、ヘリックス・バー
   とカーボン紙印字の連続受信のA-5 判用頁式中型模写電送装置。送信機
   は反射光を有孔回転円板を通し光電管のPT25G1で光電変換。UZ77で増幅
   後UZ77、UZ41の送信増幅器で増幅、送信する。同期は音叉発信器の 500
   HzをUZ77で増幅、直流・同期直結電動機を駆動し、受信側にも伝送。受
   信機は画電流をUY76の2 段増幅の後、UT6B7 の2 極部で検波し5 極部と
   UZ41で増幅後バーを動作。受信信号から分離の同期電流はUZ77とUZ41で
   増幅し、UZ41Pushpull増幅器で増幅し電動機を回す。華北電々で使用か。

送信走査  円筒回転光学台移動式     受信走査  ヘリックス・
      (円筒直径47mm、長さ 210mm)        バーの平面走査
光電変換  有孔回転円板・光電管(PT25G1) 記録方式  カーボン紙で印字

用紙寸法  送信: 210mm×130mm (A 5判)  伝送方式  AM
      受信:幅 148mmのロール紙(カーボン紙巻込み)

走査速度  120rpm            同期方式  伝送同期(500Hz、
                            記載は並列同期)
走査線密度  3本/mm           電送時間  5分

大きさ AI-442C 寸法 送受信機とも幅 53cm 、奥行き 45cm 、高さ1m20cm

参考資料 @東京電気(株):「無線資料」東京電気(株)発行(1943=昭18/3)
                   第 8巻第 3号 p26 〜29
     A勝見正雄氏メモ:「東京電気製模写電送機トシテStanderd Type
               ノモノ下記三ツナリ」(1942=昭17).12.24 から
備考 [PT25G1はガス入り光電管。Ag-Cs 陰極。120 μA/Lm。最大電流 3μA ]