[e- 18]    F A X 調 査 表
機器名  東京電気式テープ模写電送装置

ユーザ                 用途 文字送稿用
製造会社  東京電気(現東芝)     開発  東京電気(現東芝)
発売開始期 (開発時期 1937=昭和12年)  その他

概説  送信装置は 6角プリズムを使った平面走査と、受信装置はカーボン紙
   使用の電磁プリンタで送受信するテープ式模写電送装置。 1937(昭12),
   東京電気(現東芝)が開発した。送信装置はスリットを透った光源光を、
   6 角プリズムによってテープ上を平面走査して送信し、受信は電磁プリ
   ンタを使用し、ヘリックスホイールと電磁ハンマーの間に挟んだカーボ
   ン紙で印字記録する。記録は 2行受信の方式で行われた。また、残光性
   ブラウン管を使い、管面上に表示する受信装置も製作された。

送信走査  6角プリズムによる     受信走査 ヘリックス+電磁ハンマ
        平面走査                  の平面走査
光電変換 光電管(PT25G1)       記録方式  カーボン紙

用紙寸法 テープ幅 送信 25mm     伝送方式  AM
          受信 30mm

走査速度 送信機(6角プリズム回転数 1200rpm) 同期方式  電源同期?
     受信機( ヘリックス回転数 2400rpm)       (2 行受信で)

走査線密度 送信 1.9本/mm       電送時間 送・受とも 100字/ 分
      受信 3.2本/mm

大きさ 送信機 幅 312mm,奥行 218mm、高さ 200mm
    受信機 幅 261mm、奥行 195mm、高さ 187mm

参考資料  勝見正雄:「写真及び模写電送」(下巻)(1954=昭29) コロナ社
p354〜356