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機器名 (復元) Bainのファクシミリ装置
ユーザ 用途
製造会社 開発 Bain
発売開始期 (発明時期 1843= 天保14年) その他
概説 ベインは電磁的に振り子を駆動する電気時計を発明し、さらに 2つの
電磁振り子の同期を実現したベインは、ファクシミリの発明へ進んだ。
1843年の英国特許にその詳細が記されている。現代ファクシミリから見
ると、幼稚なものであるが、振子の等時性による同期、振り子運動によ
る走査、導電変換による送信、電解記録による受信等、ファクシミリの
基本構成要素は備えていると見做せる。(小林記)。ベインはゼンマイ
を動力に使ったが、モータに代えて平成 9年、長野県工科短期大学校の
宮沢教授が復元した。復元機は国立科学博物館にある。(福田補記)
送信走査 電磁振子 受信走査 電磁振子
光電変換 導電変換 記録方式 電解記録
用紙寸法 伝送方式 直流信号
走査速度 同期方式 電磁振子
走査線密度 電送時間
参考資料 @ A.Bain :“Electric Time-Pieces and Telegraph”
英国特許 9,745(1843)
A画像電子学会:「ファクシミリ史」画像電子学会(1997=平9)
B小林一雄 :「アレキサンダーベインとその事跡」
画像電子学会誌 (2000=平12) /1 p88〜93
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