(昭和中期)

 

1946/昭和21
逓信省 公衆摸写電送サービス 東京―大阪 (b 4)

1947/昭和22
(米)RCA フライングスポット管を用いるウルトラ ファックスを公開(18)

1948/昭和23
(米)ベル研 ブラッテン(W.H.Brattain)、バーディーン(J.Bardeen) 
点接触型トランジスタの発明(b50)
特定業務に対するファクシミリの組織的利用が始まる。警察庁、国鉄、NTT、気象庁など

1950/昭和25
電気通信省、共同、時事  短波無線によるテープファクシミリ同報実験(19)
電気通信省 RCA SCFMによる短波無線写真電送開始 東京―サンフランシスコ(f 5),(20)

1951/昭和26
(米)ベル研  ショックレー(W.H.Shockley)、スパークス(M.Sparks)、ティール(G.K.Teal)
接合型トランジスタの発明(b50)
【講和条約】

1952/昭和27
警察庁 ファクシミリ本格運用 
日本電氣、東芝、東京航空計器製作、円筒走査送受兼用、放電記録(f 5),(f44)

1953/昭和28
テレビ放送開始

1956/昭和31
国鉄 業務用ファクシミリ運用 
松下電送製 大規模同報、半円筒走査、放電記録 (d63),(f45)
時事ファクシミによるニュース放送 
日本電気製、ヘリカル走査、電解記録(ホーガン式)(d14),(d32)

1957/昭和32
ソ連 人工衛星スプートニク打上
(米)ニューヨークタイムス  新聞紙面電送による印刷発行実験(d64)

1958/昭和33
気象庁 気象図実用放送開始(d55),(f46)
NTT通研  同期検波VSB方式発表(d98),(21)、後に東京-札幌間 朝日新聞紙面電送で実用

1959/昭和34
ソ連 ルナー3号月の裏面写真を電送 (n ?)
新聞紙面電送の利用拡大、放電記録から静電記録へ、米国では60年代末期から音響結合による装置が台頭

1960/昭和35
NHK ローマオリンピック駒撮り映像写真電送(d107)
NTT通研 電子記録による高速ファクシミリ実験(d105)

1961/昭和36
朝日新聞 東京―札幌間新聞紙面電送、48kHz群帯域、ミュアヘッド(英)製 円筒走査、フィルム記録 (d104),(d167)
NTT通研 静電記録によるファクシミリ発表(d126),(22)

1963/昭和38
NTT 電報集配用ファクシミリ導入 日電、東方電機製 放電記録(b14),(d139)

1964/昭和39
【東京オリンピック開催】

1966/昭和41
日本電気、東方電機  全自動写真電送受信機(b 9),(b11),(d183)
東方電  トランジスターモーター(d176)を使用した新聞紙面電送装置国産化(d183),(f63)

1967/昭和42
NTT通研 静電ファクシミリの実用化(23)
警察庁 磁気テープによるファクシミリ中継システム導入(d218),(d 228),(f 44)

1968/昭和43
電写研究会 テストチャートNo.1、No.2完成(d 214)
藤沢市、日本電気  戸籍電送  静電記録(d247)
東方電機、NHK カラー写真電送装置 ポラロイドフィルム(d217)

1969/昭和49
東大生研・日電  3値高速伝送  日経新聞紙面電送に適用(d225)
松下電送 4値高速伝送  日刊工業新聞紙面電送に適用(d226)
【米国 アポロ11号 月面着陸、人類月に立つ】
回線開放、機械的走査技術の高速化、平面走査化、特定用途から不特定用途へと利用拡大

1970/昭和45
(米)ベル研 ボイル(W.S.Boyle)  CCDの発明(b50)
【大阪万博開催】
大阪万博 ファクシミリ新聞、テレビ多重ファクシミリ等の展示が行なわれた。オプチカルファイバー管等の電子管走査のファクシミリもこれらに使用された(d241),(d242),(d243),(d243),(d244),(d245)

1971/昭和46
NTT、直線-円変換オプチカルファイバ、多針電極、 静電記録、 48KHz帯を用いる高速ファクシミリ(24)
東芝、ヘリカルスリットと集光OF、多針電極、 静電記録(d246)

1972/昭和47
電気通信法が改正され回線の開放が行なわれる(f23)
画像電子学会発足(f75)
沖電気 感熱記録 ファクシミリの登場 (f61),(25)
田村電機 音響結合ファクシミリ発売(26)

1973/昭和48
NTT 電話ファクシミリサービス開始(27)

1974/昭和49
リコー G3 ディジタル圧縮ファクシミリ発売(28)