■[r 1] ベインの英国特許公報9745 Electric Time-pieces and Telegraphs
(本学会20周年記念絵葉書より)
 

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● この特許によりベイン(1810-1877)はファクシミリの発明者とされる。文頭にロンドンオックスフォード通り320に住む機械技師と記されている。 ベインは振子を電磁的に駆動する電気時計を発明しており、電気時計の父といわれている。また2つの振子を親子時計として同期運転させることも発明し、振子の先に走査針をとりつけ、ファクシミリを構成した。ベインは電気時計のほか化学式自動電信、印刷電信装置、インクリボン、火災警報器等多岐にわたる発明をしている[a11][a21]

 鑽孔テープを使ってメッセ−ジを送信し、電解記録紙に受信符号を記録する方法を発明した。化学式自動電信と呼ばれたこの方法は、当時の電磁的記録の電信に比し高速で、約300語/分の記録がある。一時期米国に渡り、商用化したが、モールスとの特許係争もあり実利をうるにはいたらなかった(1),(2),(f 1)。

 べインはエジソン同様の大発明家であった。両人とも学歴は悪かったが、自由の国、アメリカのエジソンは栄光に満ちたが、古い伝統の国、英国のベインは不遇のうちに没した。

 エジソンもまたファクシミリに関心をもち、1881年、パリの電気博に出展し、特許を得ている(3)。