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2011.5.10更新

画像電子学会 Advanced Image Seminar 2011

(講演時間が一部変更となりましたのでご注意ください)

 

テーマ:「3D映像技術の最新動向」

撮影技術、上映方式の進歩・普及による3D映画製作本数の増加、各家電メーカからの3D対応TVの発売、衛星、CATVなどでの3Dコンテンツ配信が開始される等、映画業界、放送業界、家電業界を巻き込んだ動きとなっています。また、パッケージメディアのフォーマットとしてH.264 MVCの正式採用、デジタルインターフェイス規格の3Dサポート、各団体での3Dコンテンツの規定策定など、3Dコンテンツを配信する環境も整備されつつあり、過去に繰り返されてきた3Dブームとは明らかに異なる活動が活発化、今後の市場拡大も期待されています。Advanced Image Seminar 2011では、3Dに関するコンテンツ/技術の両面から最新動向を解説するとともに、その普及促進をはかるための標準化動向まで網羅的に習得できる講演企画を検討しております。3D映像技術に関する今後のビジネス、研究開発に向けた指針を得る絶好の機会です。奮ってご参加ください。

主 催:画像電子学会

協 賛:映像情報メディア学会、情報処理学会、電子情報通信学会、日本印刷学会、日本画像学会、日本写真学会

開催日:2011年5月13日(金)10:00〜16:30

場 所:NTT武蔵野研究開発センタ コンベンションA

(〒180-8585 東京都武蔵野市緑町3-9-11)http://www.ntt.co.jp/islab/access/index.html

参加費: 一般会員(協賛学会会員を含む)15,000円/ シニア会員(減免制度利用の方)3,000円

非会員 20,000円/ 学生 3,000円

  • 振込み手数料はご負担願います。
  • 参加者には予稿集とともに、カラーで見やすい講演資料のCD-Rを配布します。

振込先:三菱東京UFJ銀行 田町支店

口座番号:(普)1473568口座名:セミナーグチ 一般社団法人 画像電子学会

申込先:画像電子学会 〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-1 全国たばこビル6F

TEL: 03-5403-7571, FAX: 03-5403-7572, e-mail: kikaku@iieej.org

・下記事項をご記入の上、学会事務局またはホームページ(http://wwwsoc.nii.ac.jp/iieej/trans/kenaf.htm)よりお申込みください。

参加者氏名、所属、連絡先、資格(会員、シニア会員、非会員、学生、協賛学会名)、請求書有無

 

【プログラム】

10:00-10:05 開会挨拶 加藤晃市(NTTサイバーソリューション研究所)

                         座長:三ッ峰秀樹(NHK放送技術研究所)

10:05-10:50「立体映像の品質評価手法とその国際標準化動向」

講演:NTTサービスインテグレーション基盤研究所岡本

本講演では,立体映像の品質評価手法について,ITU(International Telecommunication Union)等の標準化機関で勧告化されている評価手法と最新の標準化動向について概説する.また,国内外の立体映像品質に関する評価事例とともに,今後の課題を紹介する.

 

10:55-11:403D映像符号化技術の概要及び標準化動向

講演:NTTサイバースペース研究所      木全英明

私達の住む世界は3次元空間ですが,空間を複数の映像で表現したものを3次元映像と呼びます.この3次元映像の情報量は従来のテレビに比べて膨大です.この膨大な情報量を持つ3次元映像を蓄積・伝送できれば,従来のテレビよりもより臨場感があり自然に近い映像を体験できます.本講演では,3次元映像の利用用途に合わせた映像フォーマットとその圧縮方法について標準化動向も踏まえながら解説します.

座長:加藤 晃市(NTTサイバーソリューション研究所)

11:40-12:25「安全で快適なハイビジョン立体3D映像コンテンツ制作について」

講演:NHKアート 國重静司

 

12:25-13:50昼食

      座長:加藤 晃市(NTTサイバーソリューション研究所)

13:50-14:353D映像制作技術の動向」

講演:(財)デジタルコンテンツ協会 田中

3D映像として成立する条件を明確にした映像集を開発し、映像集の頒布と3D映像制作技術セミナーを実施してきた。本年度、魅力的な3D映像表現を持つ作品を制作した。この作品の主観評価や客観評価(生体反応計測)を行い、3D映像表現効果を評価した。この映像作品の制作過程で工数分析を行い、2D並みのコストで制作するための方策を検討した。経産省の委託事業で、ソニーPCL、パナソニック映像、オムニバスジャパンの協力を得て行った。本講演はこれらの3D映像制作技術を紹介し、魅力的は3D映像作品をご覧頂きます。

 

14:35-14:50休憩

座長:加藤 嘉明(三菱電機)

14:50-15:35「最新3Dディスプレイの方式及び技術動向」

講演:三菱電機(株) 長沢雅人

動画映像の立体視は、何回かの3Dブームを経て、今日の本格的立体映像ブームに至っている。特に昨今北米市場より3D対応シアターが大きく伸張、国内でも3D映画“アバター”などのヒットをきっかけに上映数が増加した。また、2009年末には3D対応のブルーレイ規格がまとまり、一般家庭向けに3Dコンテンツを流通させる素地が出来上がった他、2010年からは3D専用放送が登場、家庭でも立体映像を楽しむ環境がますます整いつつある。そこで本公演では、三菱電機で開発したレーザーテレビやオールインワン3D対応液晶TVなどの事例と合わせ、臨場感あふれる立体映像表現や最新の3D機器の技術動向を紹介する。

座長:茅 暁陽(山梨大学)

15:40-16:25「仮想世界と現実世界の融合−MR技術の実利用化「ものづくり現場での応用」−」

講演:キヤノン(株) 麻生

「MR(Mixed Reality:複合現実感)」とは、現実世界と仮想世界をリアルタイムに違和感なく融合させる映像技術である。現実世界の情報の豊かさと仮想世界の柔軟性、それぞれの長所を活かすことで、VR(Virtual Reality)より一歩進んだ映像世界を提供する技術として注目を集めている。本稿では、MR技術の紹介と、キヤノンにおける実利用化に向けた取り組みを紹介する。

 

16:25-16:30閉会挨拶 加藤晃市(NTTサイバーソリューション研究所)