画像電子学会 第35回秋期セミナー
テーマ:ビジュアルコンピューティングの基礎と新展開
■趣旨:
本セミナーは,コンピュータグラフィックスの分野の第一線で活躍し,次世代の新展開をリードする研究者,技術者が,コンピュータグラフィックスの基礎から,映像制作等における応用事例,さらには今年のSIGGRAPH等の国際会議で紹介された映像や研究発表について解説するものです.
■対象:
・CGに関する最新の技術動向を習得したい方,CGに興味を持つ学生の方.
・CGによる新しいビジネスの可能性を探りたい方.
・企業の第一線で活躍されている方,および入社数年の研究開発者の教育用にもご利用ください.
■開催日時: 2011年 9月29日(木) 9:30〜17:30
■開催場所: 東京大学 先端科学技術センター 4号館2F 大講堂
(〒153-8904 東京都目黒区駒場4丁目6番1号)
http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/index.html
■参 加 費:
会 員(賛助会員,協賛学会会員を含む) 12,000円
非 会 員 15,000円
学 生(大学院生を含む) 3,000円
シニア会員(長期継続特典利用の方) 3,000円
*1名につきの価格です.振込み手数料はご負担下さい.
*参考書籍「ビジュアルコンピューティング(税込価格3,045円)」付きの場合は,プラス2,000円となります。参加申込時に「書籍希望」と明記してください。
http://www.tdupress.jp/cgi-bin/detail.cgi?i=ISBN978-4-501-54170-5
*参加者には,講演資料のテキスト(モノクロ)とカラーで見やすいCD-Rによる講演資料の電子ファイル(パスワード 付)を用意する予定です.
■ 定 員: 100名
(定員になり次第締切りますので,お早目の申し込みをお願い致します)
■ 申込み先等:
〒116-0002 東京都荒川区荒川3-35-4 ライオンズマンション三河島第二 101号室
画像電子学会「第35回秋期セミナー事務局」
E-mail:kikaku@iieej.org TEL 03-5615-2893 FAX 03-5615-2894
下記事項をご記入の上,FAX又はE-mailにてお申し込み下さい.
タイトル:第35回秋期セミナー申し込み
参加者氏名,会社/大学/団体名,所属部課名,資格(会員 賛助会員/学生会員/非会員 協賛学会名など)
連絡先(郵便番号,住所,電話,FAX,E-mail など),書籍の有無、請求書の有無
■ 主 催: 画像電子学会
■ 協 賛(予定):
日本印刷学会,日本画像学会,日本写真学会,映像情報メディア学会,情報処理学会,電気学会,電子情報通信学会,日本図学会,CG-ARTS協会(財団法人 画像情報教育振興協会),芸術科学会
■ プログラム:
9:00 開場
9:30- 9:35 開会挨拶 斎藤 隆文(画像電子学会VC委員長,東京農工大学)
9:35-10:25 微分幾何学に基づく形状モデリング 吉澤 信(理化学研究所)
形状モデリングはCGやCADの基礎であり,現在も発展が著しい重要な技術である.本公演では,形状の特徴抽出・変形/合成・ノイズ除去・意匠設計・媒介変数化・類似検索・簡略化/圧縮・Meshingなどの幅広い技術が,微分幾何学の理論に基づく事を解説する.
10:35-11:25 レンダリング:基礎から最近の話題まで 金森 由博(筑波大学)
レンダリング関係の話題について、基礎から最近のSIGGRAPHの研究までを概説する。具体的には、フォトリアリスティックなレンダリング(グローバルイルミネーションやサブサーフェススキャタリング)やGPUを活用したリアルタイムレンダリングなどを扱う。
11:40-12:30 NPR 齋藤 豪 (東京工業大学)
ノンフォトリアリスティックレンダリングという語は登場してから20年以上が経ち、コンピュータグラフィクスの一分野として定着しています。この語の意味する範囲は広く、しかも拡散しつつあるため、短時間ですべての範囲を説明することは難しいのですが、人間の感覚特性を考慮して画像映像を生成するという概念の中心部分についてと研究の具体的な発展例をいくつか紹介したいと思います。
(12:30-13:30 昼食)
13:30-14:30 【特別講演】
Automating the Visualization of Biological Machines
Chandrajit Bajaj(テキサス大学オースチン校)
14:45-15:35 視覚によるデータ解析-可視化の基礎から最新技術まで 竹島 由里子(東北大学)
可視化は、実験や数値シミュレーションだけでなく、ビジネスデータや情報システムの挙動に至るまで、さまざまなデータの解析に必要不可欠なものとなっている。本発表では、サイエンティフィックビジュアライゼーションと情報可視化の基礎技術について説明した後、最新の可視化技術についても紹介する。
15:45-16:35 セルタッチCGアニメーションの基礎と動向
-人間の感性から見た3DCGとNPRアニメーションの融合 今間 俊博(首都大学東京)
記号化傾向が大きい日本のアニメは,制作工程を3DCG化すると,キャラクターがセルとは全く違ったテイストになってしまう.実写動画映像と比較してアニメには元々,誇張・省略が多く,動きが記号化される傾向がある.また,なめらかな動きを旨とする欧米のアニメと比較して,日本アニメは,動きの記号化傾向が顕著である.本講演の目的は,3DCGとセルタッチアニメの相違点と,その違いの解決に対する取り組みの解説である.
16:50-17:25 国際会議報告「CG研究の最前線」 柿本 正憲 (シリコンスタジオ)
17:25-17:30 閉会挨拶 大竹 豊(画像電子学会VC委員会幹事,東京大学)
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