画像電子学会 学会概要 イベント 論文募集 講演募集 学会誌 活動記録 入会案内 出版物 リンク サイトマップ
 

2010.1.28更新

第11回 画像電子学会 プロフェッショナル養成セミナー

テーマ:「電子読書プラットホーム・コンテンツの動向と将来」

 

電子ペーパー技術を用いた電子読書端末Amazon Kindleの国内発売は、電子読書端末による読書を一気に普及させるとも言われています。携帯電話あるいはiPhoneやAndroid端末などのスマートフォンを用いたコミック、新聞、マガジン配信もすでに活発になりつつあります。従来の印刷媒体で作られていた書籍、新聞、マガジンの流通・利用形態を大きく変えるとともに、新たなマーケット開拓への期待がたいへん高まっています。本セミナーでは、電子ペーパー技術を中心とした電子読書端末の技術動向と、この端末を利用した市場はどのような発展をしていくのか、その可能性を第一線の方々から紹介していただきます。

 本セミナーは、若手からベテランまでの画像機器,画像コンテンツの研究者、技術者はもちろん、出版社、新聞社の技術系の方,コンテンツ流通系の方など、電子読書端末の動向に興味を抱いておられる方々を対象としたプログラムです。奮って、ご参加くださいますよう、お願い申し上げます。

●開催日時:2010年2月26日(金) 9:30〜17:00

●場 所 :新宿工学院大学20F 第6会議室 http://www.kogakuin.ac.jp/map/shinjuku/index.html

(JR「新宿駅」西口/京王/小田急/地下鉄各線「新宿駅」下車、徒歩5分、

都営大江戸線「都庁前駅」下車、徒歩3分、西武新宿線「西武新宿駅」下車、徒歩10分)

●定 員 :60名  (定員になり次第締切りますので、お早目のお申し込みをお勧めします。)

●参加費 :

会員(賛助会員、協賛学会会員含) 10,000円,学生 1,000円,非会員 13,000円

会員(長期継続特典利用の方)    1,000円

*参加者には資料テキストと、カラー版講演資料の電子ファイル(CD-R、パスワード付)を用意する予定です。

●お申込み先等:

   〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-1 全国たばこビル6F 「プロ養成セミナー事務局」

TEL:03-5403-7571, FAX:03-5403-7572, E-mail:kikaku@iieej.org

・下記事項をご記入の上、FAX又はE-mailにてお申し込み下さい。

     参加者氏名、会社/大学/団体名、所属部課名、連絡先(住所、電話、FAX、E-mailなど)、

資格(会員/学生会員/非会員協賛学会名など)、請求書の要否

・申し込み締め切り:資料の準備のため2010年2月18日(木)までにお願いします。

●主催:画像電子学会

●協賛:日本印刷学会,日本画像学会,日本写真学会,映像情報メディア学会,情報処理学会,電気学会,

電子情報通信学会,CG-ARTS協会,SCCC

 

【プログラム】

09:30-09:35 開会挨拶

■ 電子読書端末の技術動向、市場動向

09:35-10:45  「情報メディアの歴史における読書端末」        職業能力開発総合大学校 大野邦夫

情報メディアの歴史における読書端末の位置付けを解説し、印刷メディアから電子メディアへ、さらにWebによるクラウドへと変化する情報環境の中における読書端末の動向や可能性を検討する。

10:50-12:00  「電子出版の現状と今後 - 出版業界は、どのようにアマゾンGoogleSONYと付き合うべきか -」

PROJECT FAR EAST桑田良輔

2010年の米国市場は、本当の意味で電子出版・電子リーダー元年となる。アマゾン、SONY,B&N(全米最大の本屋)をはじめ、AppleもGoogleも参入する。本稿では、各社の現状を踏まえ向こう2-3年の動きを予想する。

昼食

■ マーケットとコンテンツ

13:00-13:50  「マーケットを念頭においたコンテンツ」 Visual designer矢野りん

現在コンテンツのマーケットは端末やプラットフォームごとに細分化されています。電子端末にとってのマーケットとは何か、またその種類と特徴はどのようなものかを解説してから、プラットフォームごとに異なるコンテンツの特徴と、どのプラットフォームでもかわらないコンテンツの要件とは何かを解説します。

13:55-14:45Adobe Flash Platformで広がるコンテクスチュアルアプリケーションとは

アドビ・システムズ   西山正一

この時間では、アドビのFlash技術を核とした製品群の総覧であるFlash Platformの概要、既存のサービスがどのようにコンテンツを活用しているのかを解説しつつ、コンテンツ活用の今を、来るべき4G時代、コンテクスチュアルアプリケーションというキーワードを交えてご紹介いたします。

休憩

■ 標準化の現状と課題

15:00-15:50電子読書コンテンツのファイルフォーマット標準化- IECにおける公的国際標準の動向 -」 

東京電機大学      植村八潮

IEC/TC100は,電子書籍・電子出版に関連する標準化への要求に応えるため,2006年に新たにTA10を設立して,プロジェクトの活動を開始した。5年間の標準化活動と成果について報告し,電子書籍開発に関わる際に参照すべき技術標準について述べる。    

15:55-16:45  「ディジタルコミックの現状と今後の発展」       シャープ        齋鹿尚史

ディジタルコミックは読者数、コンテンツ数とも年々増加しており、特に携帯電話向けのディジタルコミックは国内電子書籍市場の3分の2を占めるに至っている。ディジタルコミックの現状と今後の発展について論じる。

16:50-17:00   閉会挨拶