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2008.4.16更新 

画像電子学会 Advanced Image Seminar 2008

ハイクォリティ・メディアを追求する映像システム技術の最新動向

ディジタルハイビジョンが一般家庭に普及してきた昨今、次世代を担う新しいメディアとして、スーパーハイビジョンやディジタルシネマなど、あたかもその場にいるような高臨場感を実現するハイクォリティ・メディアが注目され始めています。本セミナーでは、このハイクォリティ・メディアに関して、第一線で活躍されている方々をお招きし、超高精細映像システム技術動向や超解像度映像処理の最新研究およびコンテンツ応用など、多岐にわたって解説をしていただきます。また講演後には、凸版印刷のご厚意によりVRシアターにおいて高臨場感のVRコンテンツのデモも予定しています。最新技術を習得できるだけでなく、実際に体感していただくことで、今後の業務や研究の展開に大いに役立つと期待しておりますので、ふるってご参加ください。

主   催:画像電子学会
協   賛:映像情報メディア学会、情報処理学会、電子情報通信学会、日本印刷学会、日本画像学会、
日本写真学会
特別協賛:凸版印刷

開 催 日:2008年4月18日(金)


場   所:凸版印刷 セミナールーム(飯田橋) 
〒112-8531 東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル
(アクセス:http://www.toppan.co.jp/corporateinfo/access.html#koishikawa


参 加 費: 一般会員(協賛学会会員を含む) 15,000円
         会員(シニア:長期継続特典利用の方) 3,000円
         非 会 員 20,000円
         学   生 3,000円


・振込み手数料はご負担願います。
・参加者には予稿集と共に、カラーで見やすい講演資料のCD-R(パスワードつき)を配布いたします。


振 込 先:三菱東京UFJ銀行 田町支店
口座番号:(普)1473568  口座名:セミナーグチ 画像電子学会
申 込 先:画像電子学会 〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-1 全国たばこビル6F 
        TEL:03-5403-7571, FAX:03-5403-7572, E-mail:kikaku@iieej.org


・下記事項をご記入の上、学会事務局、またはホームページ(http://wwwsoc.nii.ac.jp/iieej/trans/kenaf.htm) よりお申込みください。(参加者氏名、所属、連絡先、資格(会員、非会員、学生、協賛学会名)、請求書の有無など)  

【プログラム】

9:55-10:00 開会挨拶  山内 結子(NHK放送技術研究所)

座長:山内 結子(NHK放送技術研究所)


1) 10:00-11:00 【特別講演】 将来のTV放送を目指して
-スーパーハイビジョン -       野尻 裕司 (NHK放送技術研究所) 
家庭用ディスプレイとして急速に普及しているFPDの進化はHDTVの性能を超えるレベルにまで達してきている。このような流れの中では遠からずテレビ映像もHDTVをこえる高画質が要求されるであろう。NHKでは将来の新たなテレビ放送サービスの実現に向けてスーパーハイビジョンの研究開発を行っている。スーパーハイビジョンの目指すものは超高精細大画面映像と22.2マルチチャンネル立体音響による臨場感である。本講演ではスーパーハイビジョンの概要、臨場感に関する研究例、研究開発機材やシステムの現状と課題について述べる。

座長:亀田 能成(筑波大学)


2) 11:10-12:00 超解像度映像処理技術   田中 正行 (東京工業大学)
超解像処理技術の原理・概要から具体的な処理例までを説明する.超解像処理に必要な位置合わせ処理と再構成処理についてそれぞれ,解説する.さらに我々の研究室で開発した超解像処理ソフトによるデモを通して,超解像技術とは何かを実感してもらう.

 休憩(昼食)(12:00-13:10)

座長:田中 敦(三菱電機)


3) 13:10-14:00  高臨場映像圧縮符号化技術
?その現状と課題-                八島 由幸 (NTTサイバースペース研究所) 
本講演では,空間解像度/時間解像度/色表現/画素深度/視点解像度の5つの軸で拡張された高臨場感映像に対する圧縮符号化の要求条件を述べるとともに,高臨場感映像表現に必要となる膨大な情報量を効率よく圧縮する手法への取り組み状況を紹介する.動画像圧縮国際標準方式AVC/H.264の適用やそのパラメータ拡張に加えて,視聴環境に適合させるための種々のスケーラビリティ実現方法や課題についても言及する.


4) 14:00-14:50  プロジェクタを用いた高臨場感ディスプレイ技術
−ドーム型シームレスマルチプロジェクタ映像表示システム−    原田 雅之 (三菱電機)
複数の汎用プロジェクタ映像をシームレスにつなげて映像を表示する技術を紹介する。本技術ではプロジェクタの台数を増やすことにより映像の高解像度化が可能であり、高い臨場感のある映像を表示できる。特にドーム型スクリーンに歪みなく映像を表示する技術を開発したことにより、没入感のある映像を表示することが可能になった。                     
 
休憩(14:50-15:00)


座長:森本 正志(NTTレゾナント)


5) 15:00-15:50  ディジタルシネマの現状                南 憲一 (NTT)
ディジタルシネマ標準仕様(DCI)の勧告を契機に、マスター映像と完全同一の最高品質で映画上映が可能なディジタルシネマの普及が始まった。100年に1度と言われる映画業界の大変革の現状と、NTTグループの取り組みを紹介する。

6) 15:50-16:40  高精細映像コンテンツとその応用           細谷 充 (凸版印刷)
「トッパンVRシステム」ではデジタル化技術を活用し、高精細3DCGによる圧倒的な迫力とリアリティを持ったVRコンテンツを、上映システムまでを含めて提供している。数多くの文化資産を可視化したトッパンのノウハウに加え、自由に視点を移動できるインタラクティビティを付加することで、これまでになかった映像体験を実現している。トッパンが制作したVRコンテンツの事例を紹介する。

7)16:40-17:10  VRシアターデモ見学 


以上