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    2007.3.29更新

終了しました

画像電子学会 Advanced Image Seminar 2007

次世代コンテンツサービスをささえるディスプレイ技術

 

ディスプレイの高精細化、薄型化、小型軽量化、色再現性などに関する技術開発は、コンテンツに対する市場のニーズと切り離して考えることはできません。逆にコンテンツ開発者は新技術に触発されることによって新たな創造が生まれることも少なくありません。本セミナーでは、ディスプレイ技術に関する最新の要素技術的側面と、コンテンツ的側面のそれぞれについて、第一線で活躍されている方々をお招きし、解説をしていただきます。単に最新技術を学ぶ場となるだけではなく、それぞれの業務や研究に関して、新たな発想を得る場となることでしょう。

主 催:画像電子学会

協 賛:映像情報メディア学会、情報処理学会、電子情報通信学会、日本印刷学会、

     日本画像学会、日本写真学会     

開催日:2007年4月16日(月)

場 所:日本印刷会館201-203会議室(東京都中央区新富町1-16-8)

     地図:http://www.jfpi.or.jp/kaikan/map.html(新富町より徒歩約2分)

参加費: ・会員(含協賛学会員)           15,000円 

       ・会員(長期継続特典利用の方)      3,000円

       ・非会員                     20,000円 

       ・学 生                       3,000円

・振込み手数料はご負担願います。

・参加者には予稿集と共に、カラーで見やすい講演資料のCD-R(パスワードつき)を配布いたします。

振込先:三菱東京UFJ銀行 田町支店

      口座番号:(普)1473568  口座名:セミナーグチ 画像電子学会

申込先:画像電子学会 〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-1 全国たばこビル6F 

      TEL:03-5403-7571, FAX::03-5403-7572, E-mail:kikaku@iieej.org

・下記事項をご記入の上、学会事務局、またはホームページhttp://wwwsoc.nii.ac.jp/iieej/trans/kenaf.htm よりお申込みください。(参加者氏名、所属、連絡先、資格(会員、非会員、学生、協賛学会名)、請求書の有無など)  

 

【プログラム】

9:25-9:30 開会挨拶 葛岡 英明(筑波大学)

座長: 葛岡 英明(筑波大学)

1) 9:30-10:30 特別講演

    ライトペン2.0:画像提示装置を用いた計測と制御              電気通信大学 稲見 昌彦

ライトペンとはCRTの走査線の発光タイミングをペン先の受光素子にて読み取ることで画面上でのペンの位置を検出している.本研究はライトペンと同様画像提示装置自体をハードウェアインタフェースとして用いることで物体の位置・姿勢検出やロボットの制御に用いることを目指している.

【要素技術編】

座長: 茨木 久(NTTサイバースペース研究所)

2) 10:30-11:20 動画用フレキシブルディスプレイ                  NHK放送技術研究所 時任 静士

非常に薄くて丸めて持ち運びできる動画表示可能なフレキシブルディスプレイが実現できればユビキタス・ユニバーサル放送サービスの有力な支援技術となりえる。本講演では、有機ELおよびフィルム液晶を表示部、有機薄膜トランジスタを駆動部、プラスチックフィルムをベース基板としたアクティブ駆動ディスプレイについて、その要素技術と試作パネルの現状を紹介する。

3) 11:20-12:10 3次元表示技術の最近の動向               NTTサイバースペース研究所 高田 英明

3次元表示技術は、我々が普通に見ている実世界を奥行き方向も含めて実現できる技術であり、広帯域ネットワークを利用する次世代の高臨場感コミュニケーションの主要技術となると期待されている。これまでに多くの方式が提案されているが、観察者の疲労の問題や装置構成の複雑さなどの多くの課題も残っており、実用化に向けてこれを解決すべく精力的に研究開発が行われているところである。本講演では、この3次元表示技術における最近の動向について解説する。

休憩(昼食)(12:10-13:20)

座長: 田中 聡(三菱電機)

4) 13:20-14:10 拡張色空間と広色域表示技術              三菱電機 先端技術総合研究所 染谷 潤

                                                       (講演者交代) 長瀬章裕

これまでの画像表示装置に用いられている色空間は、CRTの性能を基準に標準化されていたため、取り扱える色域は広いとはいえない。一方、デジタルカメラやカラープリンタなど他のカラーデバイスでは、CRTより広い色域を取り扱うことが可能である。近年では、液晶ディスプレイでも、より広い色域を表示できるようになり、拡張色空間の標準化も進められている。ここでは、拡張色空間の国際標準化動向、ならびに広色域表示技術について解説する。

【利活用技術編】

5) 14:10-15:00 医療−インテリジェント手術室での情報誘導手術

   −用途に応じたユビキタスディスプレイとコンテンツ− 東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 伊関 洋

医療現場、特に手術室に置いては時々刻々変化する術中画像情報を含む医療情報を、リアルタイムに手術スタッフが情報共有して、全体の状況の把握とその時点で各自がなすべきことを判断し自立的に行動することが求められている。それを支援するのが情報を総合的に収集し、必要な情報を提供する戦略デスクとディスプレイである。術中MRIを備えたインテリジェント手術室を中心に情報誘導手術について概説する。

休憩(15:00-15:20)

座長: 山内 結子(NHK放送技術研究所)

6) 15:20-16:10 携帯電話と表示装置

   −第三世代−第四世代システムにおける表示装置−           NTTドコモ 移動機開発部 村田 充

第三世代携帯電話システムが普及期に入っており、通信速度の高速化とともに、年を追う毎に端末がますます高機能になってきている。現在、第四世代携帯電話システムが検討されているが、携帯電話の表示装置に対する要求条件と問題点について解説するとともに、解決案の一端についても提案する。

7) 16:10-17:00 テレイマージョンとその応用                    筑波大学 小木 哲朗

近年、没入型ディスプレイ環境をネットワーク化し、臨場感の高い空間共有を実現するテレイマージョン技術に関する研究が盛んになってきた。本講演では演者等の研究事例を含め、最近のテレイマージョン技術とその応用に関する動向について概説する。

17:00-17:10 閉会挨拶 葛岡 英明(筑波大学)

以上