終了しました 2005年度 画像4学会 合同研究会 2005.12.2更新 「画像資産を守るセキュリティ技術の最新動向」 趣旨:画像のディジタル化の進展、インターネットの普及、ネットワーク環境の整備は画像流通の利便性の向上と同時に無断複製や改ざんなどの新たな問題を、もたらしています。本年度の画像4学会合同研究会では各種の画像のセキュリティを主たる対象とし、それぞれの学会の視点から、課題と解決策について分かり易く解説をしていただく企画としました。奮ってご参加ください。 ● 開催日時: 2005年12月7日(水) 13:00-17:30 ● 場 所: 東京工芸大学 中野キャンパス 芸術情報館 1階 メイン・ホール(東京都中野区本町2-48-3,都営地下鉄大江戸線,営団地下鉄丸の内線「中野坂上」駅下車6分) http://www.t-kougei.ac.jp/about/nakano/index.html ● 定員:150名 ● 参 加 費:共催学会会員5,000円 学生3,000円 会員外7,000円 ● 申込方法:当日,会場でも受付けますが事前に画像電子学会事務局にお申し込み頂くと当日の受付処理が円滑になります。参加費のお支払方法についてもご相談をお受けします。 ● 主催:画像4学会合同研究会 画像電子学会(幹事学会) ,(社)日本写真学会,(社)日本印刷学会,日本画像学会 問合せ先:画像電子学会事務局 〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-1 全国たばこビル6階 TEL:(03) 5403-7571 FAX:(03) 5403-7572 e-mail:kikaku@iieej.org プログラム 13:00-13:05 開会挨拶 1)13:10-14:00:ネットワーク対応型セキュリティ印刷システム ImageSwitch® 国立印刷局研究所 長島 寿人 近年電子政府構想に基づいて、各種公的証明書の申請・届出に関する一連の処理を電子化する電子申請システムが多数検討・提案されているが、交付に関しては、偽造防止の観点から窓口交付・郵送等に頼らざるを得ず、電子交付は難しい状況にあった。そこで、こうした各種証明書類に対するセキュリティを確保するため、従来までのセキュリティ印刷製品に代わる新たなネットワーク対応型セキュリティ印刷技術ImageSwitch®を開発したので、その概要についてデモも交えて紹介する。 2)14:00-14:50:紙ドキュメントに関するセキュリティ技術の現状と未来 −情報漏えいの抑止に向けての試み− 富士ゼロックス(株)布施マリオ オフィスにおける紙ドキュメントのセキュリティ技術を概観し,その問題点を踏まえて,今後の新たな展開を紹介する。特に,情報漏えいの抑止技術に関して,弊社が取り組んでいる幾つかの試みについても述べたい。 3)15:00-15:50:マイクロソフトが取り組むデジタルコンテンツ保護技術 −オープンプラットホーム上でセキュアにコンテンツを扱うための課題と対策− マイクロソフト(株) 土田 圭介 近年メディアがデジタル化すると共に,さまざまな場面で著作権を保護するための技術が導入されるようになって来た。デジタルコンテンツの配信手段としてPCはその一角を占めているが,オープンなプラットホーム上でコンテンツの保護を行うには,いくつかの課題をクリヤーする必要がある。本講演ではそれらの課題に対するマイクロソフトの取り組みを,主に技術的側面から解説する。 4)15:50-16:40:バイオメトリクス本人認証技術とその課題 工学院大学 篠原 克幸 バイオメトリクス個人認証技術に関し@バイオメトリクス個人認証の市場,A認証に用いられるバイオメトリクスの種類と特徴,Bバイオメトリクス認証モデルと運用の問題,C認証精度と脆弱性(攻撃が加えられる場所と例),Dバイオメトリクス技術の各国状況と標準化動向について解説する。 5)16:40-17:30:インターネットと写真画像 −画像保護の現状をさぐる− 日本写真著作権協会 瀬尾 太一 無限の可能性と新天地の混沌。その中で進むIT社会。写真はそこに新たな展望と過去にない重要性を見いだしているが,同時に多くの難問をも抱え込んでしまった。現場で写真家はどのように対応しているのか,また,その先にある新しい表現のための仕組みとは何か。現在抱えている問題点と,写真家から見たその解決策を,日本写真著作権協会が進めている画像保護技術を軸として,模索したいと思う。 17:30 閉会挨拶 以上 |